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2022年9月29日木曜日

道徳の授業 1年生

 今日は「日本の伝統と文化に触れて」という内容でした。

京都の茶道の茶会で現在絶大な信用を誇る菓子職人さんが、先代の後を継いだ若い頃、ずっと父の仕事を見てきて「こうすればもっと効率的でいいのに」と思っていたことを実行してみたもののなかなか評価されず、苦悩したこと、しかし、茶の心の神髄とも言われる「一期一会」という言葉の意味に、本当に気づいたときに、はじめて納得のいくものを提供できるようになった、という内容でした。

今この時間は二度と戻らない。それをいつもしっかりと心に置いて、どう「今」と向き合うのか。それが「一期一会」の心です。

クラスの仲間と意見を交換しているこの時間も「一期一会」。

「伝統」は自分を縛るものではなく、「今」を自由に、そして高く羽ばたくための先人の知恵だと言うことを、少しでも学んだのではないでしょうか。

今日の内容です。

まずは、京都の和菓子職人さんの動画を見ます。
文字だけよりも、ぐっと考えが深まります。

内容についての問いを生徒たちに提示します。

まずは自分の考えを

みんなしっかり考えます

先生の話にも耳を傾けます

続いて班ごとに考えを共有

「どうかいた?」

「先代の父が『自分でやったらわかるさかいに』と
言ったのはどうしてだろう?」

意見を交わし、深めていきます。

班ごとの話し合いをみんなで共有してきます。




響け! その2

 各クラスで、自分たちのクラスの合唱曲の歌詞を書いた模造紙が貼り出され始めました。

「ここ、はっきりと!」「ここ、だんだんと強く!」「ここ、優しく!」「ここ、すぱっと音を切って!」などなど、これを見ながら練習して、歌声が一つになっていくその歩みが、これからここに刻まれていきます。

その書き込みには、書いた人の「こんな合唱になってほしい!」というその時の気持ちが、文字の勢いや色、大きさなどになって現れます。

決してデジタルでは置き換えることのできない部分です。

どんな模造紙になっていくのか、今から楽しみです。

黒板一面に、まだ書き込みのない歌詞を書いた模造紙が。
きっと係の子が全体のバランスも考えながら
一生懸命、時間をかけて書いてくれたのでしょう。

講師の方から教わる時間が
「め~~~っちゃ大事!!」「全力」
と訴えるように、「今日の日課」のところに書いてありました。

別のクラスには、きのう指導してもらったことを
張り出して、クラスみんなで共有していました

しっかりと心に残っているようです。

こんなことの、一つ一つの積み上げが、
かけがえのない時間となっていきます。


きょうもごちそうさま!

 学習室の調理実習で、リンゴ飴をつくって持ってきてくれました。

文字通り、こんなにおいしいことがあっていいのかなあ、と思うくらいうれしいです。

とっても甘くておいしいリンゴ飴でした!

きょうもおいしい立場です!

メッセージ付き!うれしいですね!


鳶色(とびいろ)の瞳に・・・♪

今日、校内を回っていると、どこからともなくいい香りが・・・・

香りの出所を探していたら、校地に「キンモクセイ(金木犀)」の巨木がありました。毎日、その横を通り過ぎていたのに、巨木すぎて気づきませんでした。

キンモクセイやギンモクセイの香りは、その香りの良さから、よく人工的に調香され、芳香剤として使われるので、人によっては「芳香剤みたいで嫌い」という方もいますが、やはり自然のままの香りは、心をリラックスさせてくれるすてきな香りだと思います。

1年生の国語の教科書に、「星の花が降るころに」という青春小説があります。そこにも「ギンモクセイ」の樹がでてきます。主人公の女生徒が、ある友達との閉じた関係から、心が外に広がっていく際の心の成長を象徴的に表す存在としてでてくるので、生徒たちにとってもなじみがある樹だと思います。(その時に、この金木犀の樹は話題になったのかな?)

生徒や卒業生の皆さん、学校のどこにあるかわかりますか?

在校生の皆さん、今が「星の花」のまっ盛りです。「星の花が降るころ」でもあります。ぜひ休み時間に樹の下に行って、いい香りをまとってほしいと思います。

 ちなみに、なぜこのタイトルか理解できる方、いらっしゃいます?

高さ10mに達しているのではという、
キンモクセイとしてはかなり大きい樹です

満開です。もう少しすると、
「星の花」がたくさん降ってくるようになります。