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2021年3月25日木曜日

修了証書授与式

3月25日(木)令和2年度修了式が厳かに行われました。修了証が1、2年生代表生徒に授与された後、「生徒代表の言葉」「学校長の言葉」と続きました。生徒の代表からは、「1年間の反省と新年度へ向けての心構えと希望や抱負」が発表されました。校長先生からは、次のお話がありました。 

<令和2年度修了式 学校長あいさつ>

 今、各学年の代表者に修了証をお渡しできました。これで皆さんは、無事に新しい学年へそれぞれ進級することとなります。少し早いですが、進級おめでとうございます。

さて、今ほど「修了証をお渡ししました」といわずに「お渡しできました」という言い方をしました。これは、私に限らずたぶん多くの先生方、そして皆さんも同じ思いではないでしょうか。

皆さんもお気づきのことと思いますが、こうして、1年生と2年生が体育館に一堂に集まったのは、今年度初めてです。このことも一つの例ですが、とにかく今年度一年間、皆さんには、1日7時間の授業や楽しみにしていた学校行事の中止や延期・規模を縮小しての実施など、コロナ対策の様々な制約に伴い、我慢や無理をしてもらいました。本当に申し訳なく思っています。

正直、今年度は、今日の修了式が迎えられないのでは?と思うことが何度もありました。世間では、学校の入学時期を9月にするべきではなどと、真剣に検討が進められてもいました。「今年一年、どうなってしまうのだろう?」皆さんも同じように心配していたことでしょう?

そうした令和2年度ですが、今日無事に修了式を迎えることができました。これは、先日卒業した3年生も含め、生徒の皆さんが先の見えない不安や焦りにも自分自身を見失うことなく、明るく元気に頑張ってくれたこと、それに加えて皆さんの頑張っている姿に触発されて先生方も知恵を出し合って、初めての事に果敢に挑戦してくれたおかげです。この愛中を支えてくれたのは、紛れもなく生徒の皆さんの一生懸命な姿でした。

 まだしばらくは、今までと似たような生活が続くことでしょうが、これまで同様、感染症予防にも十分に気を配りつつ、皆さんの良さを見失うことなく、生活を続けましょう。

 明日から4月4日まで春休みにはいります。当たり前の話ですが、4月5日に登校するときには、それそれ2年生・3年生です。わざわざ確認する必要なんか・・・と思った人もいるでしょうが、あえてそう言ったのは、皆さんには、義務教育の最終学年になることや、後輩が入ってくるといった事に対する自覚や覚悟をもって4月5日には登校してほしい!と強く求めたいからです。

特に3年生は、最終学年といわれても、周りにいるメンバーが大きく替わるわけでもなく、すぐには実感がわかないかも知れませんが、ことあるごとに「中学校生活最後の」という枕詞がついて回ります。2年生は2年生で、先輩としてのあるべき立ち居振る舞いが求められてくるはずです。

そうした立場が変わることに対して、「今のままでいい」と思う人はいないはずです。短い中学校3年間での進級は、小学校での進級とはその意味合いが大きく違います。だからあえて、覚悟という言葉を使って、皆さんへの自覚を促したいと思っています。それぞれどんな覚悟でも構いません。覚悟が持てた人は、必ずや強くなれます。人としてたくましく成長していくためにも、自分の立場に見合った覚悟を持てるといいと思います。

最後になりますが、今ここで今年度実施できなかった事を、来年度は絶対に実施すると胸を張って皆さんに約束したいところですが、「絶対に」とは申し訳ないですがいえません。こればかりは今後のコロナの状況次第です。しかし、先生方は、すでにこの状況で皆さんにとって最高の愛中ライフを送ることができるように、例えば、体育大会の実施内容を検討するなどの準備を始めています。皆さんは、皆さんでその場その場に応じた最高のパフォーマンスで自分らしさやこだわりを表現できるように、まずはしっかりした気持ちづくりから準備していきましょう。

では、4月5日にお互い元気な姿でお会いしましょう!