北棟四階を回っていたら、裏山の斜面から本校北棟へと伸びている巨木に、ピンク色のちょっと風変わりなきれいな花が咲いていました。
よーく見てみると、ネムノキの花でした。ネムノキといえば、江戸時代の俳人、小林一茶の、
「合歓咲く 七つ下がりの 茶菓子売り」
という句が浮かびます。ネムノキの花が咲く季節、午後四時頃に茶菓子売りがやってきて、声を出す様子。夏のこの季節の、少しノスタルジーを感じるような、夕方の風景がすごく共感を持って感じられる風景を切り取っています。
今日もだいぶ暑かったですが、来週は、梅雨の戻りといえる雨と曇りの一週間のようです。