昨日（12月2日）、1年生の生徒から「南棟屋上のフェンスに大きな鳥が引っかかっているのでは？」という報告がありました。職員が屋上に行ってみると、大きなフクロウがフェンスの上部に張り巡らされている有刺鉄線に羽を引っかけて、もがいていました。引っかかってからだいぶ時間が経過していたためか、弱ってはいましたが、鋭い爪でフェンスに必死にしがみついていました。
何とか救出するべく手を尽くそうとしましたが、羽の付け根が有刺鉄線のとげに複雑に絡まっていたために、まず有刺鉄線を切断して降ろすことにしました。その後、有刺鉄線を取り外そうとしましたが、鋭い爪やくちばしで抵抗され、思わぬケガにつながる危険も考えられたため、有刺鉄線の取り外しはやむなく断念し、厚木市七沢にある「神奈川県自然環境保全センター」へ連絡し、保護していただくこととしました。
本日（12月3日）、自然環境保全センターの担当部署へ搬送し、無事保護していただきました。センターの獣医さんからは、羽の骨は折れていないことやケガが完治したら自然に帰すことなどの説明をいただきました。ケガが完治して、無事に自然に戻れることを願うばかりです。
