今朝は今シーズン一番の冷え込み。車の温度計は、愛川町に入ってから一番低いところではマイナス1度を示しました。
この週末で、校庭の銀杏の樹もすっかりとその葉を落とし、ホウキのような枝を冬空に伸ばしていました。
この風景を見ると思い出すのが、高村光太郎の「冬が来た」という詩です。
「きっぱりと冬が来た/八つ手の白い花も消え/公孫樹(イチョウ)の木も箒(ほうき)になった」
で始まるこの詩。みんなに嫌われるような冬だけど、
「冬よ/僕に来い、僕に来い/僕は冬の力、冬は僕の餌食(えじき)だ」と、
すべてを自分の内側に受け入れ、それを全部自分の栄養にして、前に進んでいこうという強い気持ちを感じさせてくれます。
まさに、生徒たちにも当てはまるのではないでしょうか。
ちなみに、この詩は、高村光太郎の「道程」という詩集に収められています。
「僕の前に道はない、僕の後に道はできる」
という有名なフレーズの「アレ」です。
テニスコートわきのイチョウの木。 「公孫樹」とも「銀杏」とも書きます。 |
こちら昇降口側。 先週末まで少しまだ葉が残っていたのですが、 今ではすっかりと箒のような枝を伸ばしています。 |
冬と言えばソリ。 昇降口には、手作りのそりが。 たくさんの幸せを運んでくれるといいですね。 |