外国籍の方が数多く居住する愛川町ですが、本校の学区内に限っては、居住している方が少なく、外国籍生徒もごく少数しか在籍していないため、同じ町内の2中学校と比較して、日常生活の中で異国を感じることがほとんどありません。そうしたこともあって、愛川中学校区では、平成30年度から特色ある外国語活動「グローバル科」の研究を小中一貫教育の実践の一つの柱として取り組んできました。
コロナ禍前は、神奈川工科大学と連携し、大学に在籍する留学生を学校にお招きして、留学生の視点から見た日本や留学生の母国の文化を紹介していただくとともに、本校生徒が中心になって留学生さんたちに向けて、日本の文化を体験活動を交えて紹介することで、多様な文化への興味・関心を高め、国際理解を深める授業を展開してきました。しかし、昨年度はコロナ禍で留学生をお招きすることができないため、ALTの先生(ラーズ先生)に協力していただいて、先生の自国の文化の紹介に加え、生徒による日本文化の発表などを行いました。
今年度も、引き続き留学生をお招きできないため、昨年度同様、ALTの先生(今年度は、リム先生)のお力を借りて、授業を行いました。この授業を通して、ALTの先生の母国の文化等のお話を伺うことで、異国の文化を身近に感じるとともに、我が国の文化を紹介することで改めて日本の文化の良さを再認識できたようです。