１２月２４日（金）２学期末の終業式が行われました。式はＴＶ（ＶＴＲ）上映で各教室に配信されました。生徒一人ひとりは、生徒会本部からのあいさつや校長先生からのメッセージを食い入るように聞き取っていました。校長先生からの挨拶文（抜粋）は、次の通りです。
令和２年度 2学期終業式 校長あいさつ（抜粋）
まずは、以前皆さんに回答してもらった学校教育に関するアンケートですが、記述も含め、皆さん全員のアンケート１枚１枚に目を通させていただきました。そのアンケートの集計結果を受けて、皆さんへのお礼の意味も込めて、学校としての考えをここでお伝えしたいと思います。
まず、アンケート結果として、
・楽しく学校生活を送っている
・友人、先生や地域の方にあいさつをしている
・学校の決まりを守り、規則正しい生活をしている
・各教科の授業がわかりやすい
・一年を通して「思いやりのある言動」ができた
・コロナウィルス感染防止対策について、先生方の取り組みがよいと思う
・休校期間中の先生方の取り組みがよいと思う。
という項目で９０パーセント以上の皆さんが肯定的な考えをもってくれていました。長い休校期間や様々な制約がある中での学校生活が続いているにも関わらず、皆さんがそれぞれの良さを見失わずに、しっかりとした学校生活を送り、日々成長してくれていることが感じられ、大変うれしく思いました。逆に、
・悩み事や困ったことがあったときに、教育相談や生活アンケートなどで
先生やSCに相談しやすい
・学校の施設は使いやすい状態になっている
・将来に夢や希望を持ち、実現しようと自分ありに努力している
という項目で比較的多くの皆さんが否定的な考えを持っていることがわかりました。特に、「悩み事や困ったことがあったときに、教育相談や生活アンケートなどで先生やSCに相談しやすい」という項目では、４０％近くの皆さんが否定的な考えでいました。このことに対して、皆さんにそう思わせてしまっている主たる要因を先生方と考えました。その結果として、来年度以降、まずは先生方が皆さんと向き合い、悩み事や困り事の相談が受けられるような時間や雰囲気をつくり出せるように、いろいろな工夫をしていくこととしました。また、学級や学年・全校の仲間たちや先生方とふれあえる行事等も含めた機会を計画していきます。
また、記述してもらった内容も先生全員で共有しています。記述内容は、○○してほしい（ほしかった）といった要望もありましたが、「他学年との交流をもっと盛んにした方がいい」・「コロナ禍ではあるが、清掃は週３回の方がいい」など愛川中での生活をみんなでよりよくしたいという気持ちから具体的でかつ建設的な意見を書いてくれた人もいました。３年生には、特別に昨年度までの２年間と今年度１年間を比較して、学校行事や委員会活動・部活動に関しての考えを書いてもらいました。「やはり愛翔祭は、やりたかった」「体育大会は、いろいろ工夫されていて。楽しかった」など沢山の意見や感想は、来年度学校づくりの方向性を考える一つの大きな柱ととらえ、早速記述内容を意識して、先生方は来年度の体育大会や愛翔祭の計画や委員会のあり方を考え始めました。
こうした皆さんが寄せてくれた意見や要望については、今後もできることはすぐにでも対応していきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。これからも同じ場所で生活を送る立場として、いろいろな意見をよせてください。
さて、長かった２学期も今日で終了します。まずは、今学期も大きな事件・事故もなく無事終了できることがなによりだと思っています。個人的には、なかなか予定通りに事が進まない中でも、修学旅行に行けたこと、その中でここまで京都や奈良がすいているかと、その状況を目の当たりにできたこと、形こそ違えましたが「体育大会２０２０」が行えたこと、そして、なによりそうした数少ない行事の中で皆さんや先生方の本当に明るい笑顔を見られたことに最高の幸せを感じることができました。
皆さん一人一人にとって、どんな２学期だったでしょうか？個人的にも、学級としても、すでに２学期をしっかりと振り返って、さらに伸ばすべきところや改善すべきところを確認したことと思いますが、改めて新たな年を迎える前に自分なりのまとめをしてみましょう。そして、新たな年を迎えたときには、そのまとめを生かして、新しい目標に向かって力強く歩んでいく決意を新たにして欲しいと思います。
また、冬休みの過ごし方については、この後各クラスで担任の先生からいろいろとお話がありますが、まずは、これまでとは違ってコロナ禍での冬休みであるという認識をしっかり持って欲しいと思います。その認識の上に立って、健康で安全な生活を送り、1月8日にお互い元気な笑顔で再会できることを楽しみにしています。
